森永卓郎著「書いてはいけない」(三五館シンシャ)感想と考察、ネタバレ

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森永卓郎著「書いてはいけない」(三五館シンシャ)

森永卓郎さんの「書いてはいけない」を読みました。
「日本経済墜落の真相」も書かれています。
まあ、〝読んではいけない〟本でもありますね。
しっかり読んじゃいましたけど。

けっして触れてはいけない「タブー」があるのは、筆者も知っています。
本書に描かれているタブーは、
「ジャニーズの性加害」
「財務省のカルト的財務緊縮主義」
「日本航空123便の墜落事件」

この3つが詳しく書かれ、筆者にとって特に衝撃だったのは「日本航空123便の墜落事件」です。

記載内容が事実であれば、さすがにこれは驚きです。
こんな記事を真実だと訴えれば、即座にホサれるでしょうし、暗殺されかねません。
それくらいの衝撃内容ですよ。

この本が社長が1人の「三五館シンシャ」から出版されたのも、納得です。
大手出版社では出版を拒否されたそうですから。

森永卓郎著「書いてはいけない」感想と考察、ネタバレ

著者は大きなリスクを覚悟したことでしょう。
ジャニーズ事務所、財務省、日航機墜落事故の真相についての告発書と言えます。

著者は現在、ガンと凄絶な戦いをしており、本当に頭が下がります。

2023年12月、ステージ4のがん告知を受けた。「命あるうち、この本を完成させ世に問いたい」私はそれだけを考えた。

森永さんはそう書いています。

本書の内容は以下。

第一章 ジャニーズ事務所
第二章 ザイム真理教
第三章 日航123便はなぜ墜落したのか
第四章 日本経済墜落の真相

ジャニーズ性加害やザイム心理教は、すごくわかりやすく、さもありなんと思いました。
ジャニー氏の性加害に関しても、最初の告白本は「フォーリーブス」の北公次さんだったと記憶しています。著書は35万部も売れたけど、当時、新聞やテレビでは完全に無視されましたね。

財務省の話も、おそろしい内容でした。

そして最も興味深いのは、日航ジャンボ機墜落事件とその後の日本経済の凋落の件。

1985年8月12日18時12分、大阪の伊丹空港に向けて羽田空港を飛び立った日本航空123便。同日18時56分に御巣鷹山の屋根に墜落しました。

乗客乗員524人中520人が死亡。

「123便の機体後部にある圧力隔壁が破損し、機体内部から噴き出した空気の圧力で尾翼の一部と油圧装置が吹き飛んで、機体のコントロールが不可能になり、墜落事故が起きた」
(運輸省航空事故調査委員会の報告、本書からの抜粋)

しかし、これはデタラメだと言うのです。

いったい何があったのか。
本書によれば、尾翼に衝突したモノがあったそうで、

それは当時開発中だった陸上自衛隊のミサイルの可能性を示唆しているのです。

ええ、なにそれ?

まさかそんなことが!

しかも、「特殊部隊が現場を焼き払った」とまで記しています。
もちろん証拠隠滅ですが、アメリカ軍はこのことを知っているそうです。
ですから、この事故以降、日本はアメリカに頭があがらず、日本経済は墜落していっている。

そういう話が書かれています。
ボイスレコーダーなど証拠は開示されていません。
だから真相は筆者にはわかりませんが、森永さんはこの問題を書き残さずには死にきれないということのようです。

この日航機墜落事故の真相が書かれている通りなら、実に恐ろしい。
正直、凄い本だなと思いました。

「書いてはいけない」というタイトルも、一気に心に迫ってきます。

まとめ

森永卓郎さんの勇気に感謝です。この本を手に取り、読めたことは筆者にとってもメリットが高かったですから。素晴らしい本です。

 

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