岡本太郎の名言!「人の眼をケトばし、自由に生きる」

ブックレビュー

岡本太郎著「きみは自由に生きているか」(興陽館)を読みました。
近所の本屋で立ち読みして、書かれている文言が心に響き、
思わず買っちゃいました。

岡本太郎さんの経歴は省略しますが、何冊か本も出ていますね。
この本も、構成・プロデュ―スは、岡本太郎記念館館長の平野暁臣さんです。

岡本太郎の名言!「人の眼をケトばし、自由に生きる」

本書はどんな本か。
さまざまな岡本太郎本や新聞などから、その発言をまとめたものです。
名言集と言えます。

本の表紙にも、こうあります。
「やりたいことだけやればいい。きみに贈る岡本太郎の生き方」
「好かれようと思うな。他人の眼なんかケトバせ。」とあります。

裏表紙にも、「劣等感なんて、ないよ。なぜないかって?コンプレックスが生まれるのは、他人を意識するからだろ?
人に好かれたい、褒められたい。ぼくはそんなこと考えてないからね。」

岡本太郎さんだから、説得力があるし、とても心に響きます。

本文からも紹介しておきましょう。

他人の眼なんかケトバせ。

 

ひとの眼を気にするな。
ひとの眼なんかケトバしてやれ。
人の眼をケトバすってことは、自分自身をケトバすこと。
ケトバせばケトバすほど、逆に世界が広がってくる。
人生が広がってくる。
ひとに笑われようが、感心されようが、かまわない。
ただ生命力を外に向かってバァっとひらく。それがほんとうのいきがいだ。

 

マイナスに賭ければいい。
解決なんて考えなければいいじゃないか。
人生はマイナスに賭けたほうがいいんだから。
それなのに、みんなプラスに賭けたがる。
だからむなしくなるんだよ。
マイナスに賭けて、燃えあがる。
やってごらん。

 

結果を考えるな。好きなことをやればいい。

人間はだれしも生まれたいから生まれてきたわけじゃない。
かならずしもやりたいことができるわけではないし、
なにかやってもうまくいくとはかぎらない。
とるに足らないちっぽけな存在だ。
それでいいじゃないか。
出来なきゃ出来ないでいい。
結果のことなんて考えるな。
そんな卑しいことをするな。

安全を生きようとするな。矛盾のなかを生き抜け。

人間はいつでも矛盾のなかに生きている。
状況のなかでカッと挟まれ、血だらけになって。
みんなそこから逃げて、安全に生きようとするだろ?
だからつまらなくなるんだよ。
ひとの眼を気にして、
無難に、安全に生きていることが
人生をむなしくしているんだ。
矛盾した生きかた、苦しい生きかたのなかで
自分をつらぬいて燃えあがる。
そうすれば人生は芸術になる。

人生を楽しむ必要はない。まず闘うんだ。

自分が楽しむなんて必要ないですよ。
自分が闘うことですよ。
人生というのは闘いであり、
闘いというのは危険と対決することですからね。
楽しいはずがない。
だからぼくは「幸せ」という言葉が大嫌いなんだ。

 

ほかにも、たくさんの名言がありますね。
以下はタイトルだけを記しておきます。

「好きなことをつらぬく、それで悩みはスーッと消える。」
「きみはほんとうにやりたいことを、やっているか。」
「あらゆるマイナスの自分を背負う、そこで闘う。」
「きみは自分自身と闘え。」
「決して謙虚になるな、可能性を諦めるな。」
「ひとつの職業なんて卑しい、全人間的に生きろ。」

とにかく、考えさせられるメッセージがたくさんあります。
人はなんのために生まれてくるのか?「闘うためだ。」と言っていますね。
そして「ほんとうの敵は自分自身なんだよ。」と。

簡単に読めてしまう単行本ですが、何度も読み返したくなる本でもありますね。
岡本太郎さんは、やはり闘いをつらぬいた方なんですね。

他人の眼を気にせず、自由に生きろ、というメッセージが心に響きました。
皆さんはどうでしょう?
自由に生きていますか。
気になる方は、本書を手に取ってみてください。

まとめ

書店でたまたま購入した最新本ですが、生き方の参考になりますよ。人間関係などで悩んでいる人も、本書を読めば楽になるでしょう。

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